art channelのおはなし

「art channel」がオープンして3年経ちました。

メイキング風景を写真にとってあるので、思い出しながら3年前のことを振り返ろうと思います。どうぞおつき合いください。

 

artchannelができるまで・その8
「最期のラストスパート」の巻



 
 
2002.11月2日

 11月です。夜中にやるべき仕事がひとつ残っていました。

 シャッターのペンキ塗り。屋外の作業は近隣にご迷惑をかけるため、

 夜中、人通りがなくなってからのスタートです。

 まわりにペンキが散乱しないよう、しっかりとビニールで囲いを作ります。


シャッターには「油性ペンキ」を使いました。

雨風にも強いように。

なので、ビニールの中はすごい臭いです。

おえーっ、シンナー中毒になりそう。

 



途中でペンキがなくなり、夜中に田上塗料さんとこに走りました。

もともとの色はブルーだったのですが

こんなに真っ白になりました。

きれいに乾きますように!


 

2002.11月3日

翌日

今日は床を塗る日。

部屋の中の物を全て

撤去しました。


階段の下がデッドスペースだったので、

掃除用具などを入れられるように

こんな倉庫を作りました。

私が2人くらいは窮屈に入れるスペースです。


わーい。たーのしいねえ。

さて、床塗りをはじめようか!

乾燥させるため、この作業の後、2.3日は中に入れません。

忘れ物はないよね? 準備を整えてからスタートです。

塗料は「オイルステイン」を使用。

落ち着いた雰囲気にしたかったので

濃いめのブラウンを選びました。


中央のパーテーションを境に

入口までを旦那さん、裏口までを私。

この作業を2回、いや3回だったかな? 数日かけて繰り返しました。

ステインは塗れば塗る程、深い色合いになります。

最後に、浮き上がったステインを吹き上げます。


2002.11月5日

床が乾くのを待つ間、自宅でテントの準備。

なんとなく子供の頃から憧れていた“赤いテント”。

印刷をしてもらうと、とても高いので「自分で描きます」と

テント屋さんから生地を一旦預る。



2002.11月10日

テントの設営は、悩んだあげくテント屋さんにお願いすることに。

万が一、台風が来た時に、はずれでもしたら

通行人に怪我をさせてしまう可能性もあるからね。

その前に、テント屋さんがスムーズに作業できるよう

基礎部分だけは旦那さんが準備しました。


2002.11月14日

テント屋さんがやってきました。

お世話になりまーす。

取り付ける位置などは、前もって打ち合わせ済み。



じゃ〜ん! ジャバラ式のテントです!

朝から、これをクリクリとまわすのです。

憧れていたものが、またひとつカタチになった。

うれしーなあ。クリクリ。

何度もクリクリしました。


あまったフローリング材で作っていた看板も取り付けました。

長崎で買ってきていたランプホルダーに電球を入れて、一緒にぶら下げました。

わーい。これでアトリエ完成です!

このあとオープンに向けて、お引っ越し&店内の飾り付け。

ここまで長かったけど皆の協力のお陰で理想通りのアトリエができた。

協力してくれた皆さん、どうもありがとうございました!


メイキングここまで。またの機会に番外編お届けします。
ありがとうございました。